ハンドの反則とは?「わざと」でなくても反則になる場合(競技規則 第12条)
結論
ハンドは「わざと手を使った」場合だけではありません。腕を体から不自然に離して体を大きく見せ、その腕にボールが当たったときや、手や腕に当たった直後に自分で得点したときも反則です。逆に、体に付いた自然な位置の腕に至近距離で当たった場合は反則になりません。
図:シュートを、DFが肩より上に上げた腕で止めた。判定は?(この場面の答えを見る)
ハンドの判定は、この順で見る
- ① 手・腕の位置は自然か
- 体の輪郭の外に不自然に広げていないか。肩より上に上げた腕はほぼ常に不自然と判断されます
- ② 体を大きくしていたか
- 腕でシルエットを大きくして進路をふさいだなら、当たった時点で反則です
- ③ 距離と予測可能性
- 至近距離で予測できないボールが、体側の腕に当たっただけなら反則ではありません
- ④ 得点に直結したか
- 偶然でも、手や腕に当たった直後に自分で得点すれば無効。味方が得点した場合も、直後であれば無効です
よくある勘違い
- 「わざとじゃなければセーフ」ではない偶然でも、腕を不自然に広げていれば反則です。判断の軸は「意図」ではなく「腕の位置が正当か」です。
- 体に付いた腕なら至近距離でもセーフ予測できない至近距離のボールが、体側の自然な位置の腕に当たった場合は反則になりません。
- 支えている腕は例外倒れた体を支えるために地面についた腕は、体を大きくしているとはみなされません。
- GKも自分のエリアの外では手を使えないGKの特権はペナルティーエリア内だけです。また、味方が意図的に足で返したボールを手で扱うと、間接フリーキックになります。
子どもに説明するときの言い方
「手やうでにボールが当たったら全部ハンド」ではありません。うでを広げて体を大きくしていたかを見ます。うでを体につけたままなら、当たっても続けます。
ハンドの判定クイズ(8問)
- 第1問:シュートを、DFが肩より上に上げた腕で止めた。判定は?
- 第2問:至近距離からのボールが、体に付けた自然な位置の腕に当たった。判定は?
- 第3問:#9 の手に偶然ボールが当たり、直後に自らシュートして得点した。判定は?
- 第4問:#8 の手に偶然ボールが当たり、そのボールを受けた味方の #9 が得点した。判定は?
- 第5問:GKが自分のペナルティーエリア内で、相手のシュートを手で止めた。判定は?
- 第6問:味方DFが意図的に足でGKへ戻したボールを、GKが手でキャッチした。判定は?
- 第7問:スライディング中のDFが体を支えるために地面についた腕に、ボールが当たった。判定は?
- 第8問:クロスに対し、DFが腕を横に大きく広げた状態で腕に当たった。DFはボールを見ていなかった…
よくある質問
- 肩に当たったらハンドですか?
- 肩はハンドの対象になりません。判定の範囲は脇の下より先(腕から手まで)です。
- ハンドの罰則は?
- 相手チームの直接フリーキック。ペナルティーエリア内なら PK です(GKが自陣エリア内で扱った場合を除く)。
- 偶然のハンドで味方が得点したら?
- 手や腕に当たった直後に味方が得点した場合、その得点は認められません。
競技規則(2025/26)に基づく非公式の解説です。実際の判定は最新の競技規則と大会規定に従ってください。出典:日本サッカー協会 競技規則
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